Binasceについて
店舗情報(本店)





- 2021.07.02
- 12:20
- コメント (1)
店主経歴
山本 慎弥(1977年生まれ)
YAMAMOTO SHINYA
2002年 早稲田大学卒業後、恵比寿のBevitrice(ベヴィトリーチェ:現在は閉店)にてイタリア料理の道に入る。
2003年 イタリアに渡りフィレンツェを中心にイタリア料理の研鑽を積む。
2006年 イタリアから帰国後、ベッカッチャ(南青山一丁目)やザ・リッツカールトン東京にて勤務。
2014年 ビスコッティ専門店Binasce(ビナーシェ)を起業。
2019年9月 Binasceの運営企業として合同会社BUONA CASAを設立し、代表執行役員社長に就任。
2020年10月 Binasce実店舗を新松戸にOPENし、現在に至る。
- 2021.07.09
- 15:47
- コメント (1)
Binasceの語源
Binasceの語源
Binasce(ビナーシェ)という屋号はイタリア語を基にした造語でお店と共に誕生しました。
「bi」 = もう一度
「nasce」 = 誕生する
食材が新しい価値をもって生まれ変わる。
屋号にはそんな想いがこめられています。
日々新しい力を吹き込むように、丁寧に一つずつ、心をこめて焼き上げています。
大切にしていること
真っ当であること。
感動があること。
本当に自信をもってお薦めできること。
本当に小さなお菓子屋ですが、ただただまっすぐに
「美味しい?」「また食べたい?」「大切な人に薦めたい?」
と日々自問自答しながら商品造りに向き合っていきたいと考えています。
そして、自分たちが納得した商品がお客様にも共感をもって受け入れていただけたら、それに勝喜びはありません。

誕生物語
Chef山本がビスコッティと出会ったのは、イタリアへ料理修業に渡った2003年の秋でした。
本や映像で見聞きするばかりのイタリア料理に、まさにその地で毎日没頭することへの喜びに満ち溢れていた、そんな時代でした。
フィレンツェで一番の老舗という店のビスコッティを知り、それを恐る恐る口にした時の感想は今でもはっきりと覚えています。
『自分だったらもっと美味しく作れる。作ってみせる!!』
若気の至りともいえる感想でした。しかし、もっと美味しくなるイメージは当時からあったのだと思います。ただ、その時は技術がそれに伴っていませんでした。
この体験をきっかけに、とりあえずイタリアの地でビスコッティに出会う度、片っ端からビスコッティを試食するというライフワークができました。
「これも違う・・・。」
「これでもない・・・。」
「おかしい。絶対どこかに納得するビスコッティがあるはずだ。」
そうして行きついたのはフィレンツェにある一軒のパン屋さん。

ここに自分のイメージを具現化するヒントがあったのです。
当時はまだ日本人がフィレンツェで働くことが珍しい時代、研修として手伝わせてくれることを快諾してくれたその店のオーナーの下、私は大きな大きな経験を培うことができました。
帰国後、料理にとしての務めを続けながら周りの人へ、機会があるたびにビスコッティを焼いては贈っていました。
そうする中でだんだんと、オリジナルと言える「自分の味」が形作られていったのです。
「世の中にお出ししてもいいのではないか?」と思えるようになった時には、イタリアから帰国してすでに4年の月日が経過しておりました。
今でももちろん、進化の歩みは止めておりません。
「ビスコッティといえばBinasce!!」と言っていただける様、日々努力してまいりたいと思っております。